埼玉アザレアのチーム名の由来は、川越市、三郷市、熊谷市をホームタウン/サブホームタウンとしていることから冠に埼玉がついており、アザレアは発足の地である埼玉県坂戸市の市花がサツキでありその英名がアザレアであることに由来します。このページでは由来となった植物としてのアザレアと発足の地である坂戸市についてまとめています。

アザレアはもともと19世紀初頭のベルギーなどのヨーロッパ諸国において、東アジアに分布していたヤマツツジの仲間を室内観賞用に改良された常緑性ツツジの総称です。植物は品種改良により同じような種類があったり和名と英名で範囲が異なる場合がありますが、アザレアも同様に、日本では「アゼリア」、「西洋ツツジ」、「オランダツツジ」と呼ばれたり、ツツジやサツキの英名を指していたりと厳密に分類して判断するにはしっかりした知識が必要となります。詳しく知りたい方はNHKのみんなの趣味の園芸などをご覧ください。

アザレアという響きが美しいですよね。カッコつけすぎず柔らかくなりすぎず絶妙なラインの響きに感じます。実際のアザレアの花も淡い色調のピンクと白で上品な色合いです。

アザレア自体は神奈川県川崎市の市花になっており、新潟県が主な生産地になっています。

ちなみに蜜を含む全体に毒があり、食べてはいけません。綺麗ですがお腹が減っても我慢してください。

前述したように、アザレアが常緑性ツツジの総称ですが、ツツジとは一般的にツツジ属の総称として呼ばれます。日本ではサツキやシャクナゲを分けて呼びますが、学術的にはツツジの仲間であり、日本では17種ほどが分布しているそうです。この辺りも詳しく知りたい方はみんなの趣味の園芸のツツジの項目を参照してください。

ツツジは割とよく聞く名前ですし、多くの方にとって身近な種類ですよね。古くから園芸品種として日本では親しまれており、栽培が容易なのでガーデニング初心者にもやさしい植物です。

ツツジは静岡県と群馬県の県花、福岡県の県木となっているのをはじめ、日本各地の自治体の花木となっています。それだけ日本の風土に適し愛されている植物と言えます。

ツツジ属は毒性があるので、食べちゃいけません。

アザレアとツツジについて知るとやっとサツキが何かもわかってきますよね。サツキは園芸品種としてつつじと区別するために、4月上旬から5月中旬に咲くのがツツジ、5月下旬から6月上旬に咲くのがサツキと呼ばれます。つまり競馬で言えば皐月賞、トトロで言えばサツキとメイということです（？）。植物界隈の区別は素人には非常に難しく奥が深い、詳しくはみんなの趣味の園芸へGOしましょう。

埼玉アザレアの直接の由来になったサツキです。この色綺麗ですね！ユニフォームの色のイメージに一番近いのがこちらの写真です。

サツキは埼玉県坂戸市以外にも同じ埼玉の和光市や、東京都品川区、栃木県宇都宮市、千葉県白井市など関東圏を中心に市花として愛されています。

サツキは5月19日の誕生花、花言葉は節制です。節制…花言葉というと恋愛や華やかなイメージがありましたが…つまり埼玉アザレアは度を越さず、奢らず、つつましいバレーボールチームたれ、ということでしょう。

坂戸市はアザレアにとって発足の地です。また、アカデミーのコーチでもある萩原秀雄理事が坂戸西高校のバレーボール部の顧問時代に、同じくアカデミーの切山雄樹コーチを指導していたという縁もあります。

坂戸市は地図で見ると埼玉県の真ん中あたりにあり、発足の地としては相応しい位置ですね。あのファッションセンターしまむらの一号店開業の地である東松山市、元西武ライオンズの清原和博氏のものまねでおなじみのリトル清原氏を輩出した鶴ヶ島市、現在のホームタウンのひとつでもある小江戸川越市などに隣接しています。

電車の場合中心となるのは東武東上線の坂戸駅です。坂戸駅から埼玉領池袋駅までは東武東上線で概ね40～50分ほどで到着することから領土拡大に貢献していると考えられます。また、車では関越自動車道の鶴ヶ島インターや坂戸西スマートインター、圏央道の坂戸インターがあるため、練馬大根を食べたくなったら関越道、北島三郎御大詣は圏央道と使い分けることができます。

現在アザレアは坂戸市をホームタウンとしてはいませんが、関東リーグにも所属経験のあるサッカーチーム「大成シティFC坂戸」があります。サッカーの地域リーグに詳しい人ならば坂戸FCとして記憶している人も多いのではないでしょうか。現在（2022年）大成シティFC坂戸は埼玉県社会人サッカーリーグ1部に所属しています。同じ埼玉で活動するスポーツチームとしてバレーボールのアザレア同様、埼玉のスポーツ界を盛り上げていってほしいですね。